どーも!itoです。
中国人妻のルナとともに中国雲南省で暮らしています。
今回は「中国No.1の菜の花畑・羅平」についてお伝えしていきたいと思います。
観光地として中国では名高い雲南省ですが、その中でも春だけしかみれない羅平の菜の花畑は絶景と言われているのをご存じでしょうか?
雲南省の観光では絶対に外せないスポットだよ!
正直、すべての旅行ファンの方に全力でおすすめしたい場所なのですが、
特に。。
- 観光は自然派という方
- 旅行にあまりお金をかけたくない方
- 自分で旅をカスタマイズするのが好きな方
このような方にとっては羅平は超絶おすすめのスポットなので、是非参考にしていただきたいと思います。
※当サイトでは運営上、記事内に各種広告を含んでおりますが、私自身実際に利用して本当に価値があると感じたものだけをおすすめするようにしています。
中国No.1の菜の花畑・雲南省羅平とは?
雲南省羅平の基本情報
省都の昆明から東へ200km程離れた小さな町で、正確には雲南省曲靖市羅平県といいます。
- 名称:雲南省曲靖市羅平県
(中国語表記:云南省曲靖市罗平县) - 人口:61万人(2018年)
- 面積:3116㎢
毎年2月末から4月上旬にかけて羅平には菜の花が咲き乱れます。※
※ベストシーズンは3月中旬
普段はこれと言った特徴もない小さな町なのですが、春の時期には多くの観光客が菜の花畑を見るために訪れます。
その数なんと100万人以上!
人口を上回っちゃってるね(笑)
菜の花畑ならどこにでもあるのになんで羅平が有名なのって思いませんか?
羅平をただの菜の花畑で終わらせない要素があるのよ。
理由は2つ。
- 規模が中国No.1!
- 独特なカルスト地形
1.規模が中国No.1!
中国の大手メディアによると菜の花の作付け面積は中国の単位で80~100万畝あると言われています。
80~100万畝=530~660㎢!
東京都23区の面積が621㎢と考えると凄さが伝わってくるかと思います。
また、羅平の総面積が3116㎢なので、羅平の5分の1が菜の花畑ということになります。
仮に北海道の5分の1がラベンダー畑だったら「すげー!」ってなりますよね(笑)
そんなレベルで羅平の菜の花畑はすごいです。。
着いた瞬間菜の花のにおいがするよ!
2.独特なカルスト地形
カルスト地形とは桂林などで有名な、平地にいきなり山がぽっこりぽこぽこ盛り上がっているようなあの地形のことです。
「THE 中国」地形って感じ。
菜の花畑の中にポッコリと岩山が立ち並ぶ景色は他では絶対に見ることが出来ません。
いぶし銀な羅平ー魅力はここ!
羅平の魅力とは?
羅平の魅力はーそのままの自然とその地の人々の生活です。
たくさんの菜の花は観光客にみせるためにわざわざ作っているわけではありません。
菜の花から採れる菜種をつかって油を生産しているんです。
自分の家族に必要な分だけ栽培している人もいれば、菜種油を大規模に生産して生計を立てている人もいます。
羅平の菜の花は人々の生活そのものということね。
特に棚田で栽培している菜種は収穫も大変です。
「きれい」「美しい」で終わるのではなく、その裏に垣間見える地元の人々の苦労やたくましさを感じれるのが羅平の真の魅力と言えるかもしれません。
バックパッカーの天国ー羅平
羅平は観光地ではないので特有の「観光客料金」というものがあまりありません。
例えば。。
- 菜の花畑への入場料は無料!※
- 食費・宿泊費も安い!
※金鶏峰叢の展望台のみ20元
みんな生活のために菜の花を栽培しているだけだからね。
人気スポットも必要なのはその場所に行くための交通費のみ!!
しかも激安!!
バックパッカーのような節約旅行者にとってはまさに天国と言えるでしょう!
羅平菜の花祭りー鉄板スポット3選!
町の5分の1が菜の花畑の羅平ですが、いくつかの有名スポットがあります。
特におすすめの3か所がこちら。
- 羅平油菜花主会場
(罗平油菜花主会场) - 牛街螺絲田
(牛街螺丝田) - 金鶏峰叢
(金鸡峰丛)
羅平油菜花主会場
主会場との名前がついていますが、ちょっと出店などあるだけでこれと言った特徴はありません。
運が良ければ何かやってるかもしれないよ!
いろいろツッコミどころはあるよね。。
しかし。。
市街地から1番近いのはここで、広々としていているので落ち着いて観光することが出来るのがいいところだと思います。
おすすめ度★★★☆☆
牛街螺絲田
螺絲(簡体字:螺丝)とはネジのことで、棚田に咲く菜の花を上から見るとネジのような渦巻模様になって見えることからこの名前で呼ばれています。
市内からもバスで3元で行けるのでおすすめです。ただ、山沿いの国道から下を見下ろす感じになるので、通りの車には十分注意してください。
おすすめ度★★★★☆
金鶏峰叢
カルスト地形と見渡す限りの菜の花畑がコラボしている場所です。
世界の果てまで行ってQという番組であのイモトさんが訪れたのもこちら。
金鶏峰という小山があって観光客が展望できるようになっています。
金鶏峰から見る日の出は絶景と言われています。
登らなくてもめちゃくちゃ感動するスポットなんだけど、もし時間があれば登ってみてね。
朝日に照らされた菜の花が黄金色に輝いているのが見れるよ!
この場合、前日に羅平での宿泊が必須になります。
おすすめ度★★★★★
羅平菜の花祭りの楽しみ方
羅平の景色は地元の生活そのもの。
何も考えず自然に包まれる感覚を楽しむのがベストです。
映える写真をとれる環境がたくさんあるのも魅力だと思うよ!
ゆっくり散歩したり、写真を撮ったりして楽しんでください。
牛ちゃんと記念写真を撮ったり。
花飾りを買ってみたりすることもできますよ。
金鶏峰叢の近くでは養蜂も行われているので、蜂蜜をお土産にすることもできます。
鑑賞の際の注意点
菜の花畑の鑑賞の際は2つのポイントに注意してください。
- 天候に気を配る
- マナーを守る【重要】
1.天候に気を配る
晴れていると青空に黄色の菜の花が映えてとても美しいのですが、当日あいにく天気がいまいちだったりすることもありますよね?
そんな時にはスポットを巡る順番を調整してみてください。
天気の影響の受けやすさ
大:金鶏峰叢
中:牛街螺絲田
小:羅平油菜花主会場
特に金鶏峰叢は天気がよいと遠くの山々まで見えて最高なので、観光の順番を変えるなどして出来るだけベストコンディションで臨むようにしてください。
2.マナーを守る【重要】
菜の花畑を鑑賞する際にはマナーをしっかり守りましょう!
菜の花は現地の人たちの貴重な財産です。
羅平の人たちの立場に立って考えてみてください。
無料で観光客に開放してあげているのに荒らされてしまったらたまったもんじゃないよね。。
旅慣れた方ならご存じのように中国は「徹底的に管理して入場料をしっかりとる」っていうところばかり。。
そんな中で羅平は入場料を一切取っていないんですよ!
※金鶏峰叢さえ最近まで無料だった。
菜の花は1年に1カ月ちょっとの間しか見れないし、管理するにも金がかかるからあほらしいって思っているのでしょうか?
テーマパークにするには規模も大きすぎるしね。。
いずれにしても、純朴な羅平の人たちだからできることなんだと思います。
もし、マナー違反が続けば出入り禁止のエリアが増えていくかもしれません。
恩を仇で返すような行為は絶対にやめましょう!
マナーをしっかり守り
感謝して鑑賞しましょう!
ポイ捨てや持ち去りは厳禁よ!
羅平のグルメ
羅平のグルメとして特徴的なのは2つ。
- 砂锅饭
- 花米饭
1.砂锅饭
羅平風ビビンバ。
鍋で炊き上げたご飯の上にハムや鶏肉、玉子などの具材がのっています。
混ぜながら食べていきます。
鍋の底はおこげになっています。
2.花米饭
雲南省の少数民族である布依族の伝統料理。
植物由来の色素で色付けしているそうですが。。
にしても、カラフル!!
僕は勇気がなくて挑戦できなかったよ。。
衛生的で、味もオーソドックスな砂锅饭が個人的にはおすすめです。
羅平のご当地グルメについて詳しくはこちら↓↓
【定番グルメ】旅行者にもおすすめ!雲南省・羅平料理ー砂鍋飯とは?
羅平へのアクセス
省都の昆明から羅平へは3つの方法で行くことできます。
- 電車
- 高速バス【おすすめ】
- 旅行会社のツアー
1.高速バス
一番本数が多く便利なのが高速バス。40分に1便くらいあります。
2.電車
1日4便しかありませんが、羅平附近では高いところを走るので、景色がきれいです。
3.旅行会社のツアー
カスタマイズ性はありませんが、いろいろ考えたくない人におすすめです。
羅平へのアクセスについて詳しくはこちらの記事を参考にしてください↓↓
参考記事:中国No.1の菜の花畑ー雲南省・羅平への3つの行き方【現地生活者が写真付きで解説!】
まとめ
今回は「中国No.1の菜の花畑・羅平」についてお伝えしてきました。
ポイントは4つ。
- 菜の花祭りは2月下旬~4月上旬
(ベストは3月中旬) - 金鶏峰の日の出は絶景
- 入場は基本無料!
- マナーを守って鑑賞
地元のありのままを見るのが旅行の醍醐味だとしたら。。
羅平に匹敵するスポットはそうそうありません!!
みなさんも雲南に来られる際は是非羅平に行ってみてください!
待ってるよ~!
羅平についてのQ&A
1.羅平の気候はどうですか?
菜の花が見ごろな2月末~4月初めの羅平は温暖です。ただ、一日の気温の変化が大きいので、ライトダウンジャケットなどを用意するのがいいと思います。
2.羅平のホテルには外国人でも泊まれますか?
中国のホテルには外国人宿泊禁止のところがありますが、羅平の場合、中国人限定と表記してあっても実際は外国人を泊まらせてくれるところが多かったです。心配な場合はこちらのホテルを予約することをおすすめします。
すべて4星ホテルで外国人宿泊可能と公表しています。値段も3000円程度でリーズナブル。
中国滞在時のホテル利用に関してはこちらも参考にしてみてください↓↓
参考:【中国旅行】ホテルの選び方。失敗しないための3つのポイント【現地生活者が解説】
こちらからも雲南省各観光地のホテルを検索できます。↓↓
特におすすめなのはTrip.com、アゴダ、Expedia。海外のホテル検索に強く、割引率も高いです。中国に限って言えばそのなかでもTrip.comがおすすめです!
(中国でも普及している旅行サイトのため、網羅している宿が多いことに加え、ホテルのスタッフにも説明しやすいです。)
3.羅平の治安はどうですか?
小さな田舎の町なので、純朴な人たちが多いです。ただ、絶対的なことは言えないので、移動は市内バスや公式タクシーを使うなど最低限の対策はしてください。
4.羅平の物価はどうですか?
観光都市ではないので、市内のスーパー、飲食店の値段は基本的に妥当な値段です。雲南省は中国の中でも物価が低いとされていますが、羅平の物価は省都の昆明よりも若干低めです。
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