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どーも!itoです。中国人の妻と結婚し、今は中国の雲南省というところでで暮らしています。
今回は「これから先の中国語の需要。英語と中国語、どっちを学べばいい?」ということでお伝えしていきたいと思います。
結論から言うと次の2点が私の伝えたいことです。
- 世界を相手にするグローバルな人材になりたいのであれば「英語」
- 食いっぱぐれることがないのは「中国語」
では、具体的に解説していきたいと思います。
世界を相手にするグローバルな人材になりたいのであれば「英語」
「英語」が現在の「世界共通語」である以上、この状況は今後何十年かの間に変わるものではないと推測されます。
「英語」は学習しやすい言語です。アルファベット表記ですので、全世界の人が親しみやすい言語といえるでしょう。
対して「中国語」はすべて漢字表記。全くなじみのない人からすると言語の壁が高すぎます。
また、中国人自体の英語力も高く、中国人のエリート人材にとっても「英語」は必須というのが今の現状です。
以上を踏まえた上で言えるのは、「英語が世界共通語」という状況は今後すぐには変わらないだろうということです。なので、もしあなたが世界を股にかけてグローバルに働きたいと考えているなら「英語」を勉強するのをおすすめします。
ここまでは、他のサイトなどでも紹介しているような内容で、私も全く同感です。
しかし、より実際的に(言語スキルを活かして仕事をするという観点で)考えた場合、大多数の人にとっては一概に「英語の需要が一番です!」とは言えないのかなというのが私の考えです。なぜかというと見過ごされがちな以下の2つのポイントがあるからです。
- 世界を股にかけて仕事できる人はごくごく一握りしかいない
- 英語を話せる人はすでにかなり多い(ライバル多し)
世界を股にかけて仕事できる人はごくごく一握りしかいない
これは、本当にそうですよね。。
世界を股にかけて仕事できる人というのはそうそう多くありません。もちろん、人の可能性についてケチをつけるつもりは全くないのですが、事実、そのような仕事に就くことができる人はごくごく一握りです。
言語能力の高さだけではなく、適用能力(つまりメンタル力)、教養、そして体力が必要です。
英語を話せる人はすでにかなり多い(ライバル多し)
これも、事実ですよね。現に英語は日本の義務教育に組み込まれています。なので、日本人にとっても英語の裾野はかなり大きく広がっているというのが現状です。
「英語」を使った職業も人気が高いので、その中でライバルを押しのけて仕事をゲットするのは相当の才能と努力がいるのは間違いありません。
以上の要素を踏まえた上で、それでも「自分には出来る!」と思えるなら頑張ってみるのは大いに価値があると思います。
全力で頑張ってください!!
でも、不安に思うなら英語以外の言語を選ぶのも賢い方法だと思います。しかも、はるかに高確率で安定した収入を得ることができるはずです。
「英語以外の言語」の中で今後圧倒的に需要があるのは間違いなく「中国語」です。
なので、私が思うに食いっぱぐれることがないのは「中国語」です。片手間でもいいので今から「中国語」を勉強してみるというのはかなりおすすめです!
ここが今回一番お伝えしたいポイントでもあります。
食いっぱぐれることがないのは「中国語」
先ほど、お伝えしましたが「英語以外の言語」の中で今後圧倒的に需要があるのは間違いなく「中国語」です。
「英語以外の言語」の中で今後圧倒的に需要があるのは間違いなく「中国語」
技術面、経済面での中国の発展は著しいです。経済の発展とともに私たちが実際に肌で感じられる分野でも中国と日本のつながりは大きくなっています。観光業はその一例ですが、グラフを見ていただければ一目瞭然かと思います。
圧倒的過ぎますよね。。
しかも旅行消費額の2位ならびに4位は台湾、香港同じく中華圏なので、中華圏のみで半分以上のシェアを持っているということになります。(台湾、香港も中国語でコミュニケーション可です!)
現在はコロナの影響で、この通りではありませんが、コロナの影響が収まれば再び観光客は年々増加していくと考えられます。
なので、国内で就職するとしても中国語が役立つ可能性は大いにあります。
ただ、こんなことを聞いたことがありませんか?
日本語の話せる中国人はたくさんいるのだから、コストを考えても「中国語を話せる日本人」よりも「日本語を話せる中国人」の方がいいんじゃない?
日本語を話せる中国人>中国語を話せる日本人
という感じですね。確かに職種によっては「日本語を話せる中国人」の方がよい時もあると思いますが、「中国語を話せる日本人」の方が確実に良い場合も多いです。
「日本語を話せる中国人>中国語を話せる日本人」と考える人は「通訳=情報の変換」という観点でしか物事を見ていません。確かに、情報を正確に伝えるだけでオッケーであれば「日本語を話せる中国人」でも「中国語を話せる日本人」でもどっちでもよく、それならコストの安い中国人を雇おうということになるのですが、多くの場合、その限りではありません。
例えば、観光業の場合がそうです。この場合、「中国語を話せる日本人」の方が確実に喜ばれます。
ちょっと考えてみてください。あなたが例えば外国に旅行に行ったとします。有名な観光地に行ったところ日本人だらけで、案内スタッフも日本人だったとします。まぁ、安心感はありますが興ざめしませんか?
「せっかく旅行に来ているのに現地の人はいないのかいっ!」
って思いますよね。しかも、外国人の通訳の場合、たとえ言語がどれだけ流暢だったとしても現地の文化や習慣に何の思い入れもない訳です。とても味気ないですよね。
それなら仮に片言だったとしても現地の人が心をこめて伝えてくれた方が心が動かされるはずです。それはその人がいかにその地域の文化や物を愛しているかというのが伝わってくるからです。
そして、もう1点、日本人があまり知らないことを補足したいと思います。それは「中国人は同国人(中国人)を信頼していない」という点です。
これがかなり重要なポイントとなってきます。
中国人は中国人を信頼していない
日本人が聞くと「どうして??」って思いますよね。日本人は同国人(日本人)をある程度信頼しています。いままでの祖先が築いてきた素晴らしい文化だと思います。
一方で、中国人は中国人を信頼していません。これは中国の今の風潮でもあるのですが「お金の為なら何でもする」という「騙し屋(中国語:骗子)」が非常に多いからなのです。
なので、中国人は見知らぬ中国人から声をかけられるとまず疑ってかかります。「騙すために近づいてきたのでは?」と思ってしまうのです。
現に、中国人は国内のみならず世界各地におり、一部の人たちは同国人をだますことでお金を儲けています。
一方で日本に旅行に来る多くの中国人は日本人を信頼しています。サービスの細やかさや商品の質が高いということを知らずに日本に来る人はまずいないでしょう。偽物がないので安心してお買い物ができるということを高く評価している人は多いです。
そういった背景を踏まえると、観光業やサービス業では日本人が有利であることには間違いありません。
また、他の分野でも言語が話せたからと言って仕事の質やコミュニケーションが円滑に進むかと言うとそうでもありません。日本人のスタッフと問題を起こしてしまい、首になるという中国人スタッフも多いです。
なので、日本人の郷土愛や信頼性を基本としたうえで「中国語」を習得することには大いにメリットがあると私は思います。
今回は「これから先の中国語の需要。英語と中国語、どっちを学べばいい?」ということでお伝えしてきました。どちらにもメリットはありますが、整理するとこんな感じかと思います。
- 世界を相手にするグローバルな人材になりたいのであれば「英語」
- 食いっぱぐれることがないのは「中国語」
私がおすすめしたいのは英語を基本に中国語も片手間でいいので勉強していくという方法です。出来ることの幅が広がりますし、今後食いっぱぐれることはないでしょう。
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