どーも!itoです。
中国人妻のルナとともに中国雲南省で暮らしています。
中国旅行や出張を予定しておられる方に必ず知っていただきたいことがあります。
中国では日本の感覚で食事をしてはいけません!!
海外では自分で自分の身を守るということがとても大事です!
今回は中国旅行(特に雲南省)での食事の安全性について実情と対策を解説していきます。
※当サイトでは運営上、記事内に各種広告を含んでおります。
寄生虫とかも出てくるので、苦手な方は対策のところから読んでね>_<
中国旅行・食事の安全【危険な実情】
海外旅行がしたいけど体調が心配ということはありませんか?
- 美味しそうだけど清潔かな…?
- 食あたりしないかな…?
- 入院とかってなったらどうしよう…?
旅行の際に欠かせないのがグルメですが、慣れない食事で体調を崩してしまうということは大いにありえます。
なんでかって。。
日本は衛生的すぎるから
中国も含めて外国は日本ほど清潔ではないため十分注意する必要があります。
中国旅行を計画するときに食事で気を付けてほしいのは次の3点。
- 残留農薬
- 寄生虫
- 他の不衛生的要素
残留農薬の危険性
残留農薬の多さについては過去記事でもお伝えした通りです。
トマトを専用の洗剤につけて20分置いた後の水がこちらです↓↓
これ食べたいと思います??
詳しい検証結果についてはこちらの記事もご覧ください↓↓
参考記事:中国の農薬のヤバさを検証してみた【中国・現地生活】
油膜とかも浮いていて本当にヤバいと思いました。
さらに詳しく調べたところ残留農薬の人体への影響は次の通り。
- がん
- 先天性奇形児、ダウン症、両性具有児
- 神経系統失調、心脳血管疾病、消化器疾病
旅行先ですぐに発症することはないとしても嫌だよね。。
寄生虫の危険性
肉や魚、果物に潜む寄生虫やその卵によって激しい痛みやおう吐などの症状を引き起こします。
雲南には海鮮料理はありませんが。。
川魚をつかった料理や
フルーツが多いので要注意!
最悪の場合死に至ることもあるようです。。
僕も見てて怖くなっちゃった。。
他の不衛生要素
他にも目に見えない細菌やウィルスが引き起こす病気があります。
暑い地域や衛生状態のよくない地域で、食品や水を通じてうつる可能性のある病気には、アメーバ赤痢、A型肝炎、E型肝炎、コレラ、赤痢、腸チフス・パラチフス、病原性大腸菌による食中毒などがあります。
農林水産省公式サイトより
急性なものもあるから怖いよね。。
雲南を含め中国では不衛生なお店が多いので、注意が必要だと思います。
これらのポイントを旅行中にどのようにクリアしていけるか具体的に考えていきます!
中国旅行・食事の安全【対策】
しっかり対策すれば全く問題ないので安心してください!!
僕もこれまで1度も入院とかしたことないよ!
残留農薬
これが一番厄介で、外食の際に全くリスク0かと言えばそうでないというのが正直なところです。
理由はちゃんと野菜を洗ったか確認できないからだよ。
雲南省の飲食店の賃金は安く、ちゃんと野菜を丁寧に洗っていては割に合いません。。
対策のポイントは2つ。
- 農薬の残留度が高い野菜、果物を極力避ける
- 農薬の残留度の低い調理法で調理したものを選ぶ
宿舎で野菜を調理する場合に気を付けることについてはこちらの記事も参考にしてください↓↓
参考記事:中国の農薬のヤバさを検証してみた【中国・現地生活】
農薬の残留度が高い野菜、果物を極力避ける
野菜や果物の種類によって残留農薬の濃度は異なります。
危険度高
- ほうれん草、小松菜、ニラ、チンゲン菜
- きゅうり、トマト、ピーマン
- パクチー、セロリ
害虫や病気に弱かったり、農薬をかける回数が多かったりすることが原因だよ。
危険度中
- 白菜、レタス、キャベツ
害虫には弱いけど、食べるのは内側だからリスクが減るよ!
※内側4枚目以降は濃度がほぼ0というデータがあります。
危険度低
- じゃがいも
- ブロッコリー
- れんこん、大根
- 豆類、もやし
栽培期間が短かったり、食べる部分が土の中にあるので、農薬にかからないのが理由だよ。
特に赤字でピックアップしたニラ、パクチー、きゅうりは雲南でも料理によく使われるので注意してください!
危険度の高い野菜をさけることによってリスクを減らすことが出来ます。
雲南の人が大好きなじゃがいもは安全なんだね!
農薬の残留度の低い調理法で調理したものを選ぶ
調理法によって残留農薬の濃度が変わるらしいです!
知らんかった。。
調理法によって残留農薬の濃度が変わってくるという実証されたデータがあります。
興味深いポイント
1.加熱・加水することで残留農薬が分解し、調理後の濃度が低下する
たとえば、ほうれん草の場合、一部の農薬は10分間ゆでることで濃度がもともとの約20%まで低下します。
※すべての種類の農薬が同じ程度減少するわけではありません。
2.水でゆでる方が油で炒めた場合よりも濃度が低くなる
3.同じ野菜・果物でも部位によって残留濃度が違う
例えば、りんごなどは柄部(枝のついてるくぼみの部分)に農薬が残っていることが多いと報告されています。
4.農薬が野菜や果物の内部にまで入るということは少ない
濃度は1/10以下と報告されています。
つまり、ポイントを押さえた調理法を選べばリスクは減らせるということ!
上記を踏まえると。。
例えば「ニラの入った炒め物」は「ゆでた白菜」よりも危険ということになります。
雲南ではフルーツも存分に味わっていただきたいので、その際は皮をしっかり剝くなどの対策をしていただければ大丈夫です。
料理は食材と調理法で選ぶ!
レストランでの具体的な注文の仕方についてはこちらの記事も参考にしてください↓↓
参考記事:絶対に失敗しない料理の注文の仕方【雲南旅行・現地生活者が解説!】
寄生虫
食品を充分加熱することで寄生虫を殺すことができます。
肉や野菜を生で食べるという文化ではないのでこの点はほぼ安心できると思うよ!
注意して欲しいのは
涼菜を食べるとき。
涼菜とはおかずとして提供される中華風小鉢のこと。
皮が付いたままの生野菜がたくさん入った涼菜は避けるのが無難です。
他の不衛生要素
対策のポイントは5つ。
- 旅行中も手洗いはよく行う
- 外食の際は割り箸を使う
- 屋台で提供されるものは避ける
- フルーツはなるべく自分で調理する
- 旅行前にワクチンを接種する
雲南旅行の必需品については健康対策も含めてこちらの記事を参考にしてください↓↓
参考記事:雲南旅行・必須アイテム10選!【現地生活者が解説】
屋台で提供されるものは出来るだけ避ける
雲南でも各地に屋台で食べ物を提供している場所があります。
こういうのが旅の醍醐味でもあるんですが。。
きれいな水を確保することが難しいので、屋台は極力避けるのが無難です。
どうしても食べたい場合は近くに同じようなものを売っている店舗がないか探してみるといいよ!
フルーツは出来るだけ自分で調理する
街にはフルーツが調理された状態で売られていますが。。
いつ切ったのか
正直分かりません(>_<)
みずみずしいから新鮮に違いないと思いますか?
そうとも限りません。
乾いてきたらじょうろで水かけているんだよ!
衝撃!!
フルーツは外で買ったものを宿舎に持って帰り、できるだけ自分で調理しましょう。
旅行前にワクチンを接種する
A型・E型肝炎は不衛生な水や食品を通して感染します。
ワクチンがあるので
事前に予防が可能
長期の滞在であれば、接種することを強くおすすめします。
✔まずは自分でできる対策をしっかりしましょう!
雲南旅行で特に注意して欲しいのが以下のポイント。
- こまめな手洗いと割り箸の使用
- パクチーなどの薬味は少なめに使う
- 涼菜は生野菜の少ないものを選ぶ
- フルーツは出来るだけ宿舎で食べるか、その場で切ってもらう
- 屋台ではものを食べない
対策がしっかりできれば
99.9%の問題は防げる!!
僕も食事が原因で入院なんてことは一度も経験してないよ!
※胃もたれは結構あるんで、胃が強くない人は正露丸や太田胃散を持って行くことをおすすめします。
標高が高いので消化器官が多少影響を受けているのかもしれません。
まだ準備してない人はこちらからも買えます↓↓
太田胃散。ありがとういい―薬です。
ドラッグストアにも必ず売っているので、出発前に用意してください(^^♪
旅行保険に加入しよう!
旅行保険に加入することも不可欠。
短い旅行だから入らなくても…と考えるのではなく、もしものために備えましょう。
中国はすべて
自己責任という考え方
仮に何かを食べてお腹を壊したとしても「食べるのを選んだのはあなた=だからあなたが悪い」という思考です。
合理的といえばそうなんですが。。
切ない。。
まあ、異なる価値観を見つけに行くのが旅行の醍醐味でもあるので受け入れよう!
話がそれましたが。。
中国では自分で自分の身を守るという意識が大切です!
旅行保険に加入していれば、万が一のことがあった時にも安心。ポイントは2つ。
- 日本語対応可!
- 医療費を自分で建て替え得なくてもよい!
最悪、空港で出国直前にも加入できるので加入しておきましょう!
焦りたくない人はこちらからも事前に資料請求&加入できます↓↓
参考:海外旅行保険のAIG
無料で旅行保険に入る方法
無料で旅行保険に入る方法に入る方法があります!
方法はめちゃくちゃ簡単。
クレジットカードを作る
ただそれだけ。本当にただそれだけです。
ネットから10分ぐらいで申し込めます
しかも、無料!!
クレジットカードは無料で作ることができます!!
入会費も維持費もすべて無料!
現金派の人は少し不安に思うかもしれません。。
- 使いすぎてしまわないかな…?
- 不正利用されないかな…?
- 管理が面倒くさそう…
ぶっちゃけた話。。
使わなければいいんです!
( `ー´)ノ
ちょっと言い過ぎましたが、つまり財布に入れていつも持ち歩いたり無暗に使わなければ大丈夫という意味です。
例えば。。
- 毎月の携帯料金
- ガソリン代
- 交通機関の定期 etc
これらはすべて毎月必ず必要な出費ですよね。支払い方法としてクレジットカードを設定することで、あとは自動的にカードから引き落としてくれます。
極端な話、最初に設定してあとはタンスに入れておいてOK。
特に、毎月の出費にあまり変動がない方は安心してクレジットカードで支払うことが出来ると思います。
それなら紛失したり悪用されたりすることもないね。
僕のもタンスにいれてあるなぁ。。
とにかくカードを所有しているだけで自動的に旅行保険に入ってる状態になります。
最近は「利用付帯」と言ってクレジットカードを使って飛行機のチケットや空港までの移動手段の支払いをした場合に保険が適用されることが多くなっています。
ゴールド、プラチナカードのような年会費有料のカードの場合、「もっているだけで」保険適用になるものもありますが、無料で発行できるカードの場合は「利用付帯」と考えておいて間違いないです。
無料で保険に加入できる!!
ただ、すべてのクレジットカードに旅行保険の特典がついているわけではないので、そこだけ注意していただければと思います。
無料で旅行保険の特典がついているクレジットカード↓↓
※「利用付帯」のため、チケットなどをカードで事前購入していることが条件にはなります。
- エポスカード
- 年会費永年無料の楽天カード
- JCB CARD W
- リクルートカード
そうは言ってもやっぱり無料で保険に入れるって怪しい。。って思うかもしれませんが安心してください。
これらのクレジットカード会社はカード利用者に対して特典として旅行保険のサービスをプレゼントしているだけで、なにか保険が必要になった場合に実際に動いてくれるのは信頼のできる有名保険会社です。
※クレジットカード会社が保険会社に業務委託しているイメージ
この点は、以前クレジットカードの保険をつかったことがあるので実証済みです。
半信半疑だったけど使ってみたらものすごく親切だったよ!!
クレジットカードの保険については利用経験もふくめて今後またお伝えしたいと思います!
効果は実証済み!
↓↓無料でこちらから簡単に申し込めます!
- エポスカード
- 年会費永年無料の楽天カード
- JCB CARD W
- リクルートカード
※「利用付帯」のため、チケットなどをカードで事前購入していることが条件にはなりますが、カードを旅に持っていくことは必須ではありません。
食事に気を付けて安全に旅を楽しもう!
海外旅行に不安な要素があるのは事実ですが、極論を言うと日本にも同じような危険は存在しているわけで、海外だけが危ないというわけではありません。
大切なのは意識すること
自分の体をしっかり守るという意識はたとえ日本に住んでいたとしても必ずプラスになります。
私は以前日本に住んでいた時に蛇口の水をそのまま飲んでいました。でも中国に来てからは意識して必ず浄化した水を飲むようになりました。
それからは日本に帰った時もなんだか蛇口の水をそのまま飲むことに抵抗を感じるようになりました。
最初は日本は蛇口の水も飲めるってやっぱり素晴らしい!って思っていたんだけど。。。
でも、よく調べてみると日本の水道水にも危険物質が含まれていることはあるようです。
嬉しいような悲しいようなですが、このような機会を通して食の安全への意識は自然と培われていきました。
やはり一番大事なのは個人の安全への意識だと思います。
日本でも海外でも。。
意識さえすれば問題なし
まとめ
今回は中国での食事の安全性について実情と対策を解説してきました。少し長くなってしまいましたがポイントは5つ。
- こまめな手洗いと割り箸の使用
- 食材と調理法を考えて料理を選ぶ
- フルーツはなるべく自分で調理する
- 長期の場合はワクチンを接種する
- 旅行保険に加入する
まだ少し不安…という方には私が直接、分かる範囲でお伝えします!
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インスタグラムの方が早く返信できると思うよ!
怖がらせるようなことをたくさん言いましたが、中国及び雲南の魅力はリスクを補って余りあります!
しっかり対策をして思いっきり中国の旅を楽しんでください!
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